女は巧妙

初めてできたママ友で同じ年齢だけど再婚の女性がいました。
聞くと前夫は社長の息子でお金持ち、新婚旅行はフランス1周で結婚して直ぐに彼の実家の庭に青いお家を一軒建てたそうです。

建ててから姑さん揉め出し自分の味方になってくれない夫に嫌気がさし離婚を決意したそうです。

まだ子供もいなかったのですんなり離婚となり新居から家具や荷物を引き出していたら姑から「そんなものまで持って出て行くの?」と言われるくらい片っ端から持ち帰ろうとしたらしく、言われて腹が立って全部投げ捨ててきた、という彼女は再婚は結婚斡旋サイトを使って男性を徹底的に吟味して選んで居間の主人をつかまえたそうです。

ご主人はいい方で彼女のことをとても優しく愛しているように感じました。
父親が先立ち一人残る母親と和風庭園のあるこじんまりだけれど綺麗に年季の入った庭を維持している和風の家を長男として嫁を貰って守っていきたい、という思いからそのサイトに登録しお嫁さんを探していたそうです。

彼女は彼に出会うまでに内緒だけれど20人近く出会って厳選してきた、とても大変だった、と話してくれました。
彼女はとてもわがままでした。
望みも高く融通が利きません。

しかし、家事は休むことなくテキパキと頑張る人でした。
何度か会って話していくうちに彼女の話す過去の世界からは少し違和感のある態度や言動が見えてきて、ある日私が訪ねてみると、彼女は実は元キャバ嬢で実家は警察関係の仕事をしているのだといいました。

主人にはキャバ嬢であったことは内緒にしているので口裏を合わすように言われました。

そして、彼と結婚したのはこの家が目的だったのに実際に来てみると72坪に建てられた家は増築空間で大変住みづらく場所も田舎の奥のほうだったため、ちょっと失敗したかもしれないが父親が既に死んでいて母親が遺産をたくさん持っているのでよしとしている、と言ってきたのです。

私はご主人の純粋な気持ちを聞いていたので大変ショックを受けました。
こんな田舎に嫁に来てくれてありがとうといつもやさしいご主人なのです。

女性と言うのは、周到な人は周到なのだな、と痛感した知り合いでした。

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